コラムI バンドの運営について(二)DUWでは

(Dave談)

1.特色…会社経営

DUWは社会人経験者ばかりですから、
当然ですが運営は会社likeになりますね。

練習は毎週行うわけですが、
大体はこれに前後してミーティングが行われ、
ミーティングでは議題も予め決まっていたりしますし、
さらにその日の晩には議事録が共有されるし。

決定は原則としては民主的に多数決…
もしかしたらメンバーさんは
北朝鮮が「民主主義人民共和国」と名乗っているに
等しい違和感を感じているかも知れませんが…(笑)

以下では具体的にどんな風に
「会社っぽく」運営しているのかを
こっそりとご紹介します。

2.敬語

意外に思うかもしれませんが、
結構僕はメンバーにも敬語で喋りかけています。

まあライブ中や点張っているときにはついってこともありますが、
少なくともメール等でのやり取りは
「Jinさん」「~願います」とか
「ありがとうございました。」とかね。

かつては呼び捨ては当たり前だったのですが、
やはり年齢的には後輩に当たるとしても、
これまで僕にはない経験も沢山してこられたことでしょうし、
僕には出来ない能力も多く持っているのですから、
その点に敬意を払おうと考えるようになりました。

また、相互に敬語で喋りあうことによって
無用な上下関係を無くし、
全員が対等に発言できるように
という狙いもあります。

3.金銭管理

意外と細かいんですよ、DUWは(笑)。

バンドをやっているとイロイロと金の出入り
(スタジオ代とか、機材車の駐車場代、
CDのプレス費用やグッズの作成費用など、主に出費)がありますから、
これを蔑(ないがしろ)にしていると、
一部で負担感が強まったり、計算が訳分からなくなったりします。

そこでDUWでは財務大臣(要するに、会計係)を決めて、
彼に一切の収支のコントロールをお願いしています。

原則として費用の償還を求めるときは領収書が要求されますし、
リハーサルスタジオの費用などは
予め付きの初めに1か月分が徴求される仕組み。

会計はできるだけ透明にしておかないと、
メンバー間でしょーもない金銭を巡るいざこざなんて
つまらないですからね。

4.オーディション

楽曲を作るに当たって、DUWでは次のような流れになっています。

? 各自が自宅で曲のアイディアを作り、MTRなどで録音する
? ?の音源をメールやCDRにしてメンバー全員に配信する
? 月の終わりまたは翌月の最初のミーティングでメンバー全員による投票を行う
? ?において得票数が最も高かった曲を次期採用曲として決定
? バンド全体で大まかなところを練習
? KIMがドラムトラックを作成
? ?の上に各自のパートを録音
? KIMがアレンジを加えた上で
? KIMがDTM上でミックスダウンを行い、デモ音源の完成
? Daveが?に合わせて動画(画像の切り貼り)を作成→YouTube公開

やはり特徴的なのはオーディションの作業ですかね。

最初は「なんとなく」採用曲が決まっていたのですが、
それでは3つ問題があります。

1つは曲の決定が遅くなること。
なんとなーく全体の雰囲気が纏まるのを待っていたら、
いつまでたっても決まりません。

対してバンド内オーディションの場合は期日が決まっていますから、
強制スクロールのように物事が前に進み始めます。

2つ目は曲の決定過程が不明瞭なため、
中には不満を抱くものが出るかもしれないこと。

俺はこんな曲やりたくなかったのに…なんていう遺恨を後々まで残しては、
いい曲には仕上がりません。

3つ目はお互いに競争意識が働かないこと。
やはり目に見える形で勝敗が決まりますから、
オーディションのときは互いに負けないようにと
完成度を高めることになります。

5.報奨金制度

曲の作成に当たって珍しい制度としては、
DUWは報奨金制度を導入しています。

バンド内オーディション採用曲については、
クレジットにその名前が記載されることをモチベーターにしているわけですが、
どうしても途中で行き詰ることがあるんですね。

例えば、Cのメロディーが欲しいんだけどいいメロディーが浮かばないとか、
あとはイントロが出来れば完成なんだけど
何かいいイントロはないかとか、
あるいはこの曲にしっくり来るソロ裏がなかなか見つからないとかね。

バンドをやっている皆さんなら経験があるかもしれませんが、
一旦座礁するとなかなか曲が前に進まないんですよね。

下手をすると、そのままその曲は
廃船として風化の波に洗われてしまうかもしれない。

そこで、座礁した場合に限り報奨金制度の対象案件とし、
その座礁箇所を解決できたものは“メシイチ”などの
恩恵に与ることができるようにしました。

最も、現在までのところ全部KIMが持っていったんだけどね…
ガストで腹いっぱい食べてました(笑)

6.担当制

これは多くのバンドさんで採用しておられると思いますが、
DUWも様々な活動について担当制を敷いています。

上に述べた金銭管理もその一つですし、
ライブ一つとっても今回のここは誰が窓口を担当するとか、
写真撮影については誰が責任者で、
HPの管理人は誰で、というような具合です。

難しいのは担当者を決める作業ですね。

能力があるからと言って、その人に押し付けると負担が偏重してしまいますし、
一方で全くの門外漢を担当者にしても
バンド全体としてはデメリットの方が大きいですし。

ここら辺は適切な仕切りが必要だろうと思います。

7.審問・詰問

バンド活動においてデリケートなのが、
ミスや力量不足に対してどの程度「詰める」べきかという問題です。

子どもじゃないので感情的に文句を言うことはしませんが、
しかしルールなり行動プランなりは遵守する必要がありますから、
強制力の担保として、
これの違反に対してなんとなーくスルーというのも
いけないと考えています。

そこでDUWでは結構、
審問会が開かれたり、公開で詰問されたりしますね。

僕は遅刻の常習犯なのでよくKIMに詰められていますし(笑)、
僕は僕で期限内に履行しない相手に対しては公開で
「何故遅れているのか」を詰問します。

なかなか嫌なものですよ、詰められるってのは。

しかし、一度お互いに甘い顔をすれば秩序は崩壊しかねません。

遺恨を残さないように感情的にはならずに、
かつお互いに後に引っ張らないように、
その場限りでかなり厳しい叱責が加えられることになります。

8.目標設定

最後ですが、last but not least
やはりバンドの運営において必要なのは明白な目標を設定して、
これの実現のために戦略的に行動プランを立てることをおいて他にないと思います。

目標設定についても長期の目標と短期の目標を設定し、
それを実現するためにはこれからどんな活動をする必要性があるかを
全員で検討します。

例えばMJ☆には新たにステージ衣装が必要だとか、
×月までに○曲完成させなければならないとか、
営業活動のためにはちゃんとした音源があったほうがいいとかね。

なかなかプランどおりいかない物ですが
(イラチな僕はそれでしばしばイライラします)、
少なくとも全員がどんな目標・行動プランが計画されていて、
それに対して現在はどれだけbehindなのかを意識することは
有意義だろうと考えています。

場合によっては個人的に「詰められる」ことにもなりますしね。

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