コラムⅣ ギターを買おう!(二)どの価格帯を狙うか(後編)

(Dave談)

4.で、どんなギターを買うのよ?

じゃあ仮に予算は8万円まで(定価10万円まで)として、
具体的にどのギターを買うのかっていうのが悩みどころですね。

エレキギターと言ってもFenderに代表されるストラトキャスターもあれば、
Gibsonに代表されるレス・ポールもあるし、
IbanezやJacksonなんかが得意とする進化系ストラトキャスターみたいなモデルもあるし、
B.C.RichやKillerなどの変形ギターもあります。

勿論、それぞれに特徴はあるわけですが、
一本目なら見た目に気に入ったのを買ったら良いんじゃないか、というのが僕の結論です。

というのは、先にも述べたとおり、
ギターを弾いていると嗜好って変わってくると思うんですよ。

例えば最初はBzが好きだったけどTriviumが好きになったなんていうこともあるでしょうし、
マリリン・マンソンの大ファンだったのがファンクに目覚めるという事もあるかもしれない。

だから、やっぱり周囲を見ても1本目のギターをずっとメインに使い続ける人って少ないんですよね。

僕だって最初の1本はFernandesの青いギターでしたし、
大学のサークルなんか見ていても、2年以内にギターを新調するケースをしばしば目にしました。

なので、最初は熟慮しても結局は先の見通しなんて立たないし、
いっそ冒険してもそこから充分に軌道修正も可能だろうと思うのです。

それに、最初はぶっちゃけギターの音の良し悪しなんて分からんでしょ?

勿論、「嫌だ」と思った音のギターは買うべきではないのですが、
エレキギターの場合はクリーンで鳴らすだけでなく、
歪ませたり様々なエフェクトをかけることが多いですから、
そうなるとより音の良し悪しは解り難くなる筈です。

だったら、分かりやすく見た目にカッコいいと思うギターを選んだら良いんじゃないかな。
見た目に気に入ればこそ、ギターに愛着がわいてもっと触ろうと思うでしょうし、
これでステージに立ちたいという動機も抱くはず。

それこそ憧れのアーティストがあるのであれば、
そのプロが使っているモデルに似たギターとか、
EdwardsやGrass Rootsから出ているようなアーティスト・モデルの廉価(れんか)版を買うというのも、
スタートとしては悪くない。

この方法だと、だいたい自分の好きな音楽性に合うギターを入手できる事も多いですしね。

5. 変形ギターって使いにくい?

ところで僕がずっとKing VとKellyを使っている事もあってか、
掲題の質問をしばしば受けるのですが、
そのギターに惹かれたなら迷わず買っちゃえというのが僕のアドヴァイスです。

厳密に言えば例えばKVは床に座っては弾けず、
必ず膝に股を挟みこんでネックを立てないと弾けませんし、
Kellyは座って弾いたときにやや後に下がる特性があったり、
前かがみで弾くと胃の辺りに角が当たったり、
立って弾く場合にネック側に落ちていくバランスの悪さが指摘できますが、大丈夫「慣れ」ます。

音的に云々という人もいるかもしれませんが、
これとて案ずるには及びません。

別にKVもKellyも鳴りが悪いと思った事は一度も無いですし、
レコーディングするというなら音にシビアになるのも分かりますが、
ライブくらい大音量で弾いていたら、普通の耳ではあまりわかりません。

第一、エレキギターの出音に影響を与えるのは何もギター本体だけではなくて、
アンプやエフェクターも非常に大きく影響しますし、
あまり知られていませんが、シールド(ギターとアンプを繋ぐケーブル)も結構音に影響を与えます。

そういう諸要素の中において、ギターの形状というのは気にするほどではないはずです。

むしろ変形ギターにおいて一番気を遣うのは、運搬と保管。

ちょっとぶつけただけでも先端がすぐに欠けたりしますし、
落としたりすれば最悪折れるなんていう事態も充分にありえます。

普通のギターケースには入りませんので専用のキャリング・バッグが付属していますが、
運搬中の事故を避けるためには、出来れば専用のハードケースで運搬したいですね。

ただ、このハードケースがベース並みにでかいんですよ。

車で移動する人なら良いですが
(因みに、僕のマスタングはトランクには入らず、助手席に寝かせて乗せました)、
自転車や原付では輸送不能ですし、電車でも結構邪魔になります。

ここらへんはもう「根性」で乗り切るしかないですね(笑)

変形ギターは普通のギタースタンドが使えないのではないかと考えられがちですが、
これも多くの場合、工夫次第で使用可能になります。

最近はネックで保持するタイプ(ex.Hercules)があるので、
これを使えば何も問題はありませんが、安い普通のギタースタンドの場合、
下のギターを支える爪を180度上下逆にすれば脚が床に当たらずに置く事が可能になります。

あるいは爪の上にタッパなどの箱状のものをおいて、
上からゴム製のマットなどを敷けばずれる事もありません。

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